令和6年度運動方針

自 令和6年7月1日
至 令和7年6月30日

1.基本方針

 近畿税理士政治連盟(以下「当連盟」という)は、 近畿税理士会(以下「近税会」という)との連携をさらに緊密にし、 挙会一致団結し、以て政治力の強化を図るとともに、 日本税理士政治連盟(以下「日税政」という)の運動方針に則り、 次に掲げる目的達成のための運動を強力に展開する。

  1. 進展する社会の要請に応え得る税理士制度の確立
  2. 公正で合理的な租税制度の確立
  3. 税理士の社会的地位の向上と権益の確保、拡充

2.運動方針

 当連盟は、支部・府(県)支部連合会(以下「支部連」という)、税理士による国会議員等後援会(以下「後援会」という)と連携し、地域に密着した積極的な運動を展開する。

 選挙への対応については、今後行われることになる選挙に対する推薦候補者の決定と選挙支援活動を行うことになるが、税理士制度と中小企業に真に理解のある議員等を推薦支援し、後援会・支部連と連携し強力な後援活動に取り組む。

 税制改正については、納税者の立場から幅広い議論がより一層推進されるよう、また、中小企業に過重な負担をもたらす改正が行われることのないよう情報収集に努め、 支部連及び後援会と連携し関係国会議員等との勉強会や意見交換会など地域に密着した活動を行う。

 税務行政のデジタル化の進展については、公共的使命を持つ税務の専門家として、納税者の厭離保護に配慮しつつ、事務負担が必要最小限となるよう、政府及び国会に対し積極的に対応する。
税務行政改善への対応については、納税環境整備に係る議論に対応し、国民の権利利益の救済ないし保護に資するよう検討と対策を積極的に推進する。

 中小企業対策については、日本経済を支える中小企業の活性化に資する政策が実現するよう、日税連、日税政と連携し、その基本方針に沿い各党の関係議員に働きかけるなど、当連盟は、情報の収集に努め、その動向に迅速かつ的確に対応する。
 税理士制度に影響を与える規制改革や他士業資格制度の見直し等の動向について注視するとともに、国会議員等から積極的な情報収集を行い的確に対応を進める。

 改正された政治資金規正法の施行状況等を注視し情報の収集に努め、特に登録政治資金監査人制度について有効に活用されるよう、迅速的確に対応する。

 租税教育、成年後見制度、地方公共団体の監査委員・外部監査人、不服申立機関(第三者機関)及び審理員等の公益的活動への税理士の能力活用推進については、日税政及び近税会と連携し、関係国会議員等をはじめとする各方面に対し情報収集と陳情を行う等、あらゆる機会を捉え積極的に対応を行う。

 災害対応税制に対しては、税理士の職能を活かした実務に即した提言を行い、震災からの復旧・復興に貢献するため日税政及び近税会と連携して積極的に対応する。

 当連盟における活動の主軸は地元における後援会活動であるという方針のもと、積極的に後援会の設立とその組織の拡充を支援する。

 このほか、当連盟は、税理士の社会的地位の向上を目指し、日税政及び近税会と連携して、政治力と挙会体制を一層強化し、税政連活動の会員への周知のため広報活動を強化し、財政基盤の確立を図り、後援会を含めた当連盟組織の強化を図る。

3.重点運動

上記運動方針に基づき、次の重点運動を強力に推進する

  1. 国民・納税者の信頼に応え得る税理士制度の確立を目指し、強力な運動を行う。
  2. 令和7年度税制改正に対し、納税者の立場からの幅広い議論が行われるよう、また中小企業に過重な負担をもたらす改正が行われることのないよう、強力な運動を行う。
  3. 規制・制度改革等の動向を注視し、税理士会への強制入会制度と税理士業務の無償独占堅持のため強力な運動を行う。
  4. 税理士の業務及び職域に重大な影響を及ぼす動向に対して強力な運動を行う。
  5. 租税教育、成年後見制度、地方公共団体の監査委員制度・外部監査制度、登録政治資金監査人制度等の公益的業務への税理士の登用に向けて積極的な運動を行う。
  6. 税理士による国会議員等後援会の活動を積極的に支援すると共に、選挙に際しては、われわれの真の代表を一人でも多く当選させるべく万全の体制をとる。
  7. 進展する社会に即応した税政連活動を実践するため、当連盟組織・運営等に関する諸制度の整備を進める。
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